本稿は不具合管理の導入や不具合管理を、今以上に活用するための考え方や手法について述べてきた。
特に昨今は不具合管理がごく一般的な取組みになっているため、目的を理解しないまま、ただ漫然と発生した不具合を記録するだけの運用を続けていたり、導入においても目的を意識せずにツールを選定したり、不具合項目を定義してしまうケースが非常に多い。
ツールの選定や不具合管理フロー、不具合項目の設定に注力したものの、結果としては過剰な機能・過剰な承認フロー・過剰な入力項目を積んだ、目的を見失った効果の出ない不具合管理となってしまう。
繰り返しになるが、不具合管理における最低限の目的は、不具合事象の管理で述べた以下の2つである。
まずは、これらが実現できる不具合管理を目指すべきである。
機能にしても、不具合項目にしても、これらを実現する上で最低限のものでよい。この目的を実現した上で初めて、次のステップである「再発防止」「不具合情報の活用」を検討し、機能や不具合項目の追加を検討してみるという手順をお勧めする。
本稿がソフトウェア開発の現場で品質向上に取り組まれている方々の助けになれば幸いである。
以上
>>-01- はじめに
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─ Index ─
-01- はじめに
-02- 不具合情報入力は大変だが効果が出ない不具合管理
-03- いきなりナレッジデータベースを構築するのは失敗のもと
-04- 自社の現状によって異なる施策
-05- まとめ